第36章 目覚めのいい朝
『はぁ、美味しかった〜』
私は朝食を食べ終えれば、歌仙との約束通り布団を畳んだ
そして端へと寄せればうーんっと背伸びをした
すると、鶴丸が近くに寄ってきた
鶴丸「主、昨日は大丈夫だったか?」
『え?あー、うん…大丈夫だったよ!ちょっと落ち着かなくて、月見てたの』
鶴丸、昨日のこと心配してくれてたんだ……なんていい子なんだろうか…!
私はなんだか嬉しくなってしまった
鶴丸「そうか、ならいいが……。あ、主は今日何するんだ?」
『ん?今日?……あれ、決まってないや』
今日何しようかな…久しぶりに短刀ちゃん達と遊んだり?刀剣達と寄りを深めたり?何しようかなぁ……
そんなことを内心で考えていれば、歌仙が近寄ってきた
歌仙「主、今日はお風呂掃除をしてもらってもいいかい?」
近寄ってきたと思ったら手伝いの要望かよ…!
『あ、えーっと…今日は予定が……』
歌仙「どんな予定かな?」
『いや、その……短刀ちゃん達の面倒を…!』
歌仙「短刀?もう既にいないけど?」
『へ?』
私は広間を見渡せば、もう既に短刀達は居なくなっていた
アイツらぁぁぁぁあ!なんでこんな時に居ないんだよぉぉぉお!まぁ可愛いから許すけど……!!!
『あーっと…つ、鶴丸とデートを……!』
私は近くにいた鶴丸の腕を掴めば口実を作った
すると、鶴丸は驚いたような顔をしたがすぐに目を輝かせた