第36章 目覚めのいい朝
『ん……』
いつもの嫌な夢を見ることなく、ぐっすりと心地よく眠っていれば、朝食のいい匂いが鼻を擽り意識がどんどん目覚めていく
不動「おーい、もう飯出来たぞー」
つんつんと肩をつつかれて、更に目を覚ました
そしてゆっくり目を開ければ目の前には不動とまんばくんがいた
『……あ、おはよ…』
身体をゆっくり起こせば、眠さで目を擦った
山姥切「おはよう。もう朝食出来てるぞ」
不動「あー腹減った、早く食べようぜ」
『んー、うん。よく寝たからお腹空いた〜』
私は不動と山姥切に連れられれば、皆が既に座っているテーブルに来た
すると、歌仙がにっこり笑いながら先程まで寝ていた3人分の布団を指さした
歌仙「朝食を食べるなら、ちゃんと布団を畳んでからにしようか」
「「『…………え』」」
私達は同じリアクションをした
まさか、起きてすぐに朝食をお預け食らうなんて思っていなかったからだ
『歌仙、食べてからでいいでしょ?ね?』
歌仙「……食べてからちゃんと畳むかい?」
『畳む畳む!』
歌仙「なら、主はいいよ」
食べ終わったら畳むとお願いすれば、歌仙は了承してくれた
だが、まんばくんと不動には容赦なかったのは言うまでもない