第36章 目覚めのいい朝
〜 翌朝 〜
燭台切「よく眠っているね」
倶利伽羅「寝過ぎだ」
朝になれば、皆それぞれ目を覚ました
そして朝食まで時間があるため、主であるなまえの寝顔を拝見している刀剣達
それに気付かずに、なまえはまだ深い眠りの中にいた
鶴丸「そういえば、昨日…一期も主も厠に行くって言ってなかなか戻ってこなかったよな?」
一期「あ、はい。主が月を見ながら何か悩んでいるようだったので…話を聞いていました。主も色々過去に抱えているようで…」
石切丸「主も、色々大変だったと言う事だね…だから、あれほど私達の事を……」
鶴丸「………(主は俺じゃなくて…一期に話したのか…やっぱり頼りにされてないな…俺)」
そう考えながら、少し暗い顔になる鶴丸
そんな鶴丸の様子に燭台切は首を傾げた
燭台切「?鶴ちゃん、大丈夫かい?何だか顔が暗いけど……」
鶴丸「え?あ、いや…なんでもない!いやぁ、今日もいい朝だ!こんな日は、わっと驚かせる様な事がしたいな!」
三日月「はっはっはっ、程々にしておくんだぞ?」
鶴丸「おう!(今日は、主にとっておきの驚きを仕掛けてやろうか…)」
内心、色々と作戦を考えながら眠っているなまえを見つめた鶴丸
すると、先程まで眠っていた短刀達も起きてきた