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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第35章 怖い夢の正体





『はぁ……』


廊下を歩き庭付近に来れば、縁側に腰を下ろした
そして空を見上げれば満月が綺麗に照っていた


『今日は月が綺麗だなぁ…』


こうして月を見たのはいつぶりだろうか
ここに来て間もない頃、縁側で三日月に出会ったんだっけ…懐かしいなぁ
あの時は鯰尾に夜這いされて寝付けなかったんだっけ


『ふふっ……』


思い出せばつい笑みが零れる
最近は不安だらけで、味方もいなかったけど…今は皆私を受け入れてくれている
それがすごく嬉しいし、幸せだ

夢も希望もない、ただのニートだった私が…給料が良いからという理由で始めた審神者
色々あったけど、何とか安定してきてるかな…最近は
楽しいことも、辛いことも、大変なこともたくさんあったけど…今ではいい思い出の一つだなぁ…


でも、何でかな……幸せなはずなのに…過去の嫌な夢を見てしまう…
苦しい…、もう見たくない……


『なんで……どうして今だに見るの…。もう許してよ…』


私は俯きながら、自分の胸を押さえた
もう苦しみたくない…そう思った瞬間、足音が聞こえたと思えば誰かに声をかけられた


一期「…主?」


『!……一期?』


振り返れば、そこには一期が立っていた


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