第35章 怖い夢の正体
鶴丸「いいだろう、少しくらい」
『ダメだってば…!』
こんな全員が寝てる間で発情されても困るから!
って、鶴丸にも欲があったんだ…なんかそうゆうイメージ無かったかも…
いや、私が鶴丸を甘やかさないからこうゆう甘い雰囲気にならなかっただけ…?
そんなことを考えていれば、鶴丸が再び抱きしめてきた
鶴丸「主…好きだ」
『へ?ちょ、いきなり何…!?』
鶴丸「俺の本心だが?」
『…ごめん、もう一回言って』
鶴丸「だから、主が好きだ」
………………やばい、キュンときた
あんなに人間不審だった鶴丸が、好きだなんて言葉を発する時が来たなんて……!!!
私は嬉しくなって鶴丸の頭をわしゃわしゃと撫でた
『鶴丸…成長したね……!いい子…!』
鶴丸「な、なんだいきなり…!」
『いやぁ、いい子になったなって思って!』
鶴丸「俺は元からいい子だったぞ?」
『殴るよ?』
鶴丸「すまん」
甘い雰囲気だったはずなのに、どうして私は鶴丸と居るとこんな茶番みたいになってしまうのだろうか…
まぁ、これが安定でいいんだろうけど
それにしても、嫌な夢を見たからあんまり寝たくないなぁ……
少し、外の空気でも吸いに行こうかな…
『あ、鶴丸…もう寝な?私はちょっと厠に行ってくるから』
鶴丸「一人で大丈夫か?」
『当たり前でしょ。じゃあ、鶴丸、おやすみ』
私は鶴丸の頭をポンポンすれば布団から出れば広間から庭に向かった