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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第35章 怖い夢の正体





「なんで生きてるの?」


「出来損ないなんて要らないよ」


「期待してたのに」


また、この夢……
苦くて嫌な夢……


「口で言ってもわからないんだ、身体に教え込むしかないよな…!」


何度この夢を見ただろうか…
振り上げられる手が、とても怖かった…


『っ、はぁ……はぁ……夢…?』


そんな夢に魘されて私はバッと飛び起きた
身体には嫌な汗をかいていた
私は乱れた息を整えながら辺りを見渡せば、ぐっすり眠っている刀剣達の姿を見て少しだけ安心した


『……夢で良かった……』


一度目を伏せて、息を吐き出せば隣から声がした


鶴丸「ん…主……?」


『!なんだ鶴丸か……起こしちゃった…?』


鶴丸「いや、平気だ。それより…どうしたんだ?息が荒いが…嫌な夢でも見たかぁ?」


『あ…うん、ちょっと怖い夢見て……』


鶴丸「ほう…よし、主来い!」


『っえ!?』


私は俯き加減で話せば、鶴丸は私の手をグッと引っ張り鶴丸の布団へと引き釣り込まれた
そして、鶴丸の腕の中にすっぽりと抱きしめられた


『ちょ、鶴丸……!』


鶴丸は騒ぐ私の唇に人差し指を当てた


鶴丸「シー…、皆が起きるだろう?」


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