第34章 皆とおやすみ
『ねぇ、なんのためのジャンケンだったの?』
鶴丸「そんなの決まってるだろう!主の隣に寝れる権利をかけて勝負してたんだぞ?」
………………え
ってことは、私は勝った鶴丸と一期に挟まれながら寝るってこと……?
まじすか…ショタがよかった…
『なんで鶴丸と……これは危険だ…寝てる間に首絞められて殺されるかもしれん』
鶴丸「まだ根に持ってたのか……!?」
『当たり前だろう!掴みかかってきたんだぞ!しかも落とし穴に落ちた時も助けてくれなかったし!』
鶴丸「だから、それは悪いと思ってる……!すまなかった…今は主が好きで好きでたまらないんだ…だから一緒に寝てくれないか?」
……何この子、可愛い
鶴丸のくせに可愛いんだけど
勝手に顔がにやけてしまう……!
『しょ、しょうがないから一緒に寝てあげるよ!』
鶴丸「!本当にか!?ははっ、主大好きだ!」
そう言って私に抱きついてくる鶴丸
『ちょ!白いのに暑苦しい……!』
鶴丸「いいだろう!今夜もこうして寝るんだからな!」
『は!?抱きついたまま寝る気!?』
鶴丸「当たり前だろう!今夜は離さないぞ?」
『誰か鶴丸と変わってくれなーい?』
鶴丸「あ、主!?それだけは勘弁してくれ……!」
鶴丸を可愛いと思ってしまう自分をぶん殴りたいくらいムカつくのはきっと気のせいだと思う