第34章 皆とおやすみ
刀剣「「「じゃんけんぽん!」」」
手を振りあげたと思えば、全員でジャンケンをし始めたのだ
斬り合いじゃないんかーい!
ただのジャンケンかよ…可愛すぎかお前ら…
そんなことを思いながら私は黙って様子を見ていることにした
〜 数十分後 〜
刀剣「「「じゃんけんぽん!!!」」」
あれからもう10分以上が経過したわけだが……
始めた時から何も変わってない
もはやずっとあいこで、勝ちも居なければ負けもいない
いや、人数多すぎだから…ジャンケンとか効率悪いからね?わかるかな?
二人ずつにするとか、せめて五人とかにしようか
『ねぇ』
刀剣「「「じゃんけんぽん!!」」」
『ねぇねぇ』
刀剣「「「じゃんけんぽん!!」」」
『おーい』
刀剣「「「ぽんっ!!」」」
うん、審神者イジメかなやっぱり
なんかシカト率が悪化してるよね、これ
明日の朝までじゃんけんぽん!してるつもりなのかな、コイツら
きっと一生勝負つかないよ、君たち
『ちょっと……ねぇ、聞いて』
刀剣「「「じゃんけんぽん!!」」」
『おい』
刀剣「「「じゃんけんぽn……」」」
『いい加減にしろよテメェらぁぁぁぁあ!!!』
痺れを切らした私は発狂した
すると、やっと刀剣達はこちらに意識を示した