第34章 皆とおやすみ
明石「あ、主はん……地味に痛いんですけど…」
『いやぁ、それは良かった良かった』
明石「酷いですわ主はん…今日は抱きしめて寝てもらわへんと…」
『寝言は寝てから言おうね〜』
私はボケてるわけじゃないんだよ
ちょっと忘れちゃっただけだよ…あ。
あれだよ、ド忘れ!誰にでもあるじゃん!
それなのに人を老いたみたいに言いやがって明石め……
女性顔負けのクビレ、胸板のエロさ、関西弁、メガネ、もはやすべてにイラッと来るわぁ…コイツ
クビレ羨ましいんだよ、コンチクショウ!!!
蛍丸「あーるじ」
『うわっ……!』
そんなことを考えていれば、いきなり正面から可愛い可愛い蛍丸が私に向かって突進してきた
その力に耐えきれず私はそのまま後ろに倒れてしまった
蛍丸「あれ、主大丈夫?」
蛍丸は私に馬乗りしたままこちらを見下ろしてくる
『だ、大丈夫…』
待て、何この最高な感じ
可愛いほたるんが私を見下ろしてくる…!
しかも馬乗り……!美味しい…美味すぎる…
もうこのまま寝たいくらいなんだけども
そんなことを考えていれば、明石に邪魔をされる
明石「蛍丸…お前結構重いんやから……はよ降りや」
そう言って明石は蛍丸を抱きあげれば私の上から降ろした
明石、私の至福のひとときを邪魔しよってぇぇえ!!
一生恨むから、ずっと根に持つから、いい加減メガネ割るぞ