第33章 大慰労会2
歌仙「!主、大丈夫かい!?」
『う、うん……泡で手が滑ったみたい…』
いったい!痛い痛い痛い痛い……
地味に痛い…うわ、血が出てるよ……
あぁ、力抜けるわ〜……こんなことになるなら皿洗いじゃなくてテーブル片付けを黙ってやっとくべきだったな……歌仙にも迷惑かかるし……!
そんなことを考えながら、泡の付いた手を一度水で流した。
『しみる……!』
切った部分しみるーーー!!
そんなこと思いながら水で傷口を洗っていれば、歌仙に手を取られ傷口を舐めるように口に含んできた
歌仙「ん……」
『!?…か、かかかかか歌仙!?』
な、なにこれ……少女漫画かよ…!!
やばい、ちょっとドキッとしてる私がいる……
すると、しばらくして指から口が離れた
歌仙「ん、血は止まったみたいだね」
『え、あ、うん……その……えっと』
歌仙「?どうしたんだい?……もしかして、照れたのかい?」
『べ、別に照れてなんか……!』
歌仙「ははっ、主は顔に出やすいからすぐに分かるよ」
やばい、顔に出てたのか私!!
くっそ……なんで顔に出ちゃうんだろう……はよ中に入れ私の感情ぉぉぉぉお!!!
歌仙「まぁ、そんな主も可愛いんだけどね…」
そんな歌仙にいきなり腰を抱き寄せられれば唇にチュッとキスをされた