第33章 大慰労会2
小烏丸「そんな小娘一人を抱いただけで、折れるわけなかろう…そんな脆くはないぞ?」
……いや、華奢過ぎるからなぁ…
すっごく肉がない、骨と皮……?
力があるとは思えないけど、一応刀だし、刀振るし…力はあるよね…やっぱり
『ま、まぁ…小烏丸に怪我がないならいいんだけどね!』
小烏丸「怪我などあらぬ。そうゆう主は、心の傷は癒えたか?」
『あ、うん!皆のお陰で元気になったよ!小烏丸も助けてくれてありがとね?本当に助かったよ…』
小烏丸「なに、気にすることはない。主を助けることくらい、容易い」
そう言って私の頭を撫でてくれる小烏丸
何だか落ち着いてて包容力があるような……それに一人で飲んでるし、みんなを見守ってるし、パパか?パパ的存在なのか?
『…小烏丸って、何だかお父さんみたいだね?』
小烏丸「それはそうだろう、何せ我は日本刀の父のようなものよ」
『そうなんだ……!だからなんとなく包容力と言うか…なんか見守る感じがあるんだね』
さっきから他の刀剣を見る目が優しいよ、本当に!
じじい(三日月)は居るし、ママ(光忠)はいるし、父(小烏丸)も来たし、本当にこの本丸は賑やかになったなぁ……
本当に楽しい本丸になった…嬉しい。