第33章 大慰労会2
大典太「っ、おい……」
ソハヤ「くっつきすぎだろっ…」
二人はほんのり顔を赤らめていた
意外に可愛いところもあるじゃん、この子達!
蔵に封印しておくなんてもったいなさ過ぎる!
もっとこれからヨリを深めなくては!
『よしよし、二人ともこれからもたくさん話そうね!』
ソハヤ「…本物じゃなくてもいいのか?」
『もちろん!そんなの関係ないよ!ソハヤはソハヤだからね?』
私の言葉にソハヤは嬉しそうに微笑んだ
ソハヤ「ありがとな、主…写しと言えども、主の事はしっかり守ってやるから安心しろよ?」
『守ってくれるなんて……キュンときた!ソハヤ愛してくれる!』
ソハヤ「なっ、何言ってんだよ…あ、愛してるとか」
言いなれないのか顔を赤くしているソハヤ。
なんだか新鮮だなぁなんて思いながら頭をポンポンと撫でてあげる。
『私はみんな愛してるからね!』
大典太「……あんたらしいな」
『まぁね〜』
二人とも、蔵から出てきたばっかりの時はあんまり話さなかったけど最近は少しずつ笑ってくれるようになったし本当にホッとしている。
もっと馴染んでもらえるように、私がたくさん話しかけていかなきゃね!
そんなことを考えていれば、小烏丸が私を見て手招きをしていた。