第33章 大慰労会2
『あ、大典太にソハヤ飲んでる?食べてる?大丈夫?』
前回の食事ではあんまり進んでいなかった二人が心配になり声をかけた。
大典太「あぁ、飲んでるし食べている」
ソハヤ「そうゆう主はちゃんと飲み食いしてんのか?」
『うん、さっきから食べまくりの飲みまくりだよ!』
大典太「……元気そうで何よりだ」
そう言って私の頭をひと撫でする大典太。
『ん?どうゆうこと?』
大典太「ここの前任とやらが大騒ぎしたから、あんたが落ち込んでるんじゃないかと思ってな…」
ソハヤ「俺達、主がいねぇと何も出来ねぇし」
そんな心配してくれてたんだ…。
嬉しすぎる……!!蔵組、いい子……←
『ありがとう、二人とも!最初は不安でいっぱいで、もうこの本丸に顔出しできないって思ってたんだけど…やっぱり私は皆が大好きだから、その気持ちが不安を上回ったんだよね…だからもう悩んでないよ!皆には悪いことしたって思ってるけどね……?』
大典太「皆、あんたを恨まない。あんたが居なくなった時、皆ずっとあんたの帰りを待ってたからな」
ソハヤ「そうだぜ?主が俺達を愛してくれるように、俺達も主の事……好き、だからな」
『…あぁ、私も大好きだよー!なんでこんなにいい子なのっ……嬉しすぎて泣いちゃう……!』
私は、二人をぎゅっと強く抱きしめた。