第33章 大慰労会2
『あ、二人ともちゃんと食べてる?……はい、二人仲良くおいなりさんでも食べて楽しんで!』
私はお皿にあったおいなりさんを二人のお皿によそってあげれば二人の頭を優しく撫でた。
鳴狐「…ありがとう」
小狐丸「ぬしさまも、ちゃんと食べてくださいね?」
『うん、食べまくるから大丈夫だよ!』
私はお皿に料理をよそれば、鳴狐と小狐丸と一緒に食べ始めた。
するとその様子を見ていた髭切が声を掛けてきた
髭切「ふふ、キミは食べっぷりがいいね」
『だって食べないとやってられないし!』
髭切「そんなキミが好きだなぁ…僕」
『……っ、ゲホッ……!』
いきなりの髭切の言葉に私はむせてしまった。
髭切「おやおや?大丈夫かい?」
私は慌てて水で流し込めば、ふぅっと一息つく
『髭切!いきなりそうゆう甘い言葉は禁止!!』
髭切「ん?何か言ったかな?」
無自覚……!?
私さっきキュンとしたんだけど…独り善がりかよ…!
膝丸「兄者……」
『膝丸…お前の兄者天然タラシだよ』
膝丸「……たらし?なんだそれは」
『いや、知らないならいいや…説明面倒だから』
膝丸「?」
そんなキョトンとしながら首を傾げるな……
可愛すぎるだろ、イケメンだけど…!