第33章 大慰労会2
鳴狐「……恥ずかしいけど、嬉しい……」
『………………………………え』
なにそれ、可愛い…え?可愛いんだけど!?
あぁ、鳴狐…たまんないよ…可愛さの暴力だよ!!
『鳴狐……本当に可愛いね……いい子いい子』
私が再び頭を撫でてあげれば、鳴狐も私の頭を撫でてきた
そんな姿を見ていた小狐丸が後ろから抱きついてきた。
小狐丸「ぬしさま」
『あ、小狐丸』
小狐丸「私も、ぬしさまに撫でられたいものです」
そう言って、小狐丸は私の首筋に顔を埋めてきた。
『ちょ、小狐丸くすぐったいから……!』
小狐丸「ん……ぬしさまの匂い…」
首の辺りに息が当たってすごく、くすぐったい。
そのくすぐったさに我慢出来ずに私は体ごと小狐丸の方を向いた
『くすぐったいって言ってるでしょ……!』
小狐丸「すみません」
謝ってる割には顔がニヤついてるぞ小狐丸。
こいつ謝る気なんてないな、本当にもう
『はぁ……』
小狐丸「ぬしさま、撫でてください」
私の気も知らないで撫でてと頭を差し出してくる小狐丸
私はしかたなく優しく柔らかな毛を撫でた
すると、小狐丸は満足そうに笑った。
鳴狐といい小狐丸といい、可愛い狐かよお前ら