第33章 大慰労会2
歌仙「山姥切、大丈夫かい?」
山姥切「……あぁ」
同田貫「山姥切って酒弱いんだな…」
山姥切の側には歌仙と同田貫が居る。
なんだろう、歌仙はまんばくんの保護者かな?
前回の宴でも一緒にいたような…!
『歌仙、まんばくんまた酔ったの?』
歌仙「あ、主。うん、そうみたいだね」
山姥切「……酔ってなんかない……俺は写しだ……」
いやいや、意味わかんないよ?
写しだから酔ってないとかないだろ…!
『まんばくん、水飲んだらちょっと違うかもよ?』
私は水を注いだグラスをまんばくんの隣まで行って差し出した。
いやぁ、なんて気が利く審神者なんだろう私。
山姥切「ん……」
そんなことを考えていれば、まんばくんはグラスを受け取らずにいきなりガバッと私を抱きしめてきた。
『ぎゃぁ、冷たっ……!!!』
まさか抱きつかれるなんて思ってなく、抱きつかれた衝撃で持っていたグラスの水を自分にぶちまけてしまった。
同田貫「!?だ、大丈夫かよ……」
『冷たい…、冷水やばいよ……!!』
冷えてた水を被り、服が身体にピッタリとくっつく感覚に不快感を覚えた。
そんな抱きついているまんばくんを見れば、濡れて……ない!
濡れたの私だけかい!!
まじお前、その白い布剥ぐぞ、ほんと。
濡れた私に気付いた歌仙はすぐにタオルを差し出してくれた。
歌仙「あ、主!これで拭いて……!」
『歌仙ありがとう〜助かるよ〜』
私はタオルを受け取り自分の身体を拭こうとした。