第33章 大慰労会2
…………拭けない。
なぜならまんばくんが抱きついているからである。
…とりあえず退かすか、この子を
『まんばくん?ちょっと離れてくれる?』
山姥切「ん……嫌だ」
なんでぇぇえ!?えっ、何なの、甘えたモードなの!?
いや、可愛いよ?私得だけど……とりあえず濡れたから拭きたいんだよね…分かるかな?
拭いてからならいくらでも抱きついていいから…!
『とりあえず拭きたいんだけど……!歌仙に同田貫、ヘルプ』
同田貫「?ヘルプ?なんだ?その変な言葉」
まじかぁぁぁあ、ヘルプが伝わらないのかぁぁあ!
初めて知ったよ私は……ちゃんと日本語使わないと伝わらないのね、そうかそうか、勉強になったよ…
『助けて2人とも……とりあえずまんばくんを退かしてほしいんだけど!』
歌仙「ほら、山姥切。離れないと主が風邪を引いてしまうよ」
歌仙がまんばくんの肩を揺するが、今だに離れる気配はない。
同田貫「山姥切、離れろって…」
山姥切「……離したくない…」
『はぁ……』
私は、まんばくんの頭を優しく撫でた。
ほんとに甘えん坊だなぁ…まぁ、可愛いって思っちゃうんだけどね。