第33章 大慰労会2
亀甲「ハァ…ハァ……もっと撫でてくれてもいいんだよ、ご主人様!」
『あ、え……いや、その……』
やばいやばいやばいやばいやばいやばい。
ハァハァしてるし、私の中の危険信号が鳴り響いている。
私はバッと亀甲から離れれば、近くにいた獅子王の影に隠れた。
亀甲「フフフフ……ご主人様は照れ屋だね…」
うわ…引く……!
こんなドMな刀はお前くらいだよ…ほんと!
そんな私の様子に獅子王が声をかけてきた。
獅子王「ん?どうしたんだ?」
『あ、獅子王!いやぁ、獅子王は平和だね〜うんうん』
獅子王「?ま、平和はいい事だよな!」
獅子王は可愛いし可愛いし可愛いから癒される。
もうあんまり亀甲には近づかないようにしよう。
危ないね、うん。
『獅子王、それお酒?』
獅子王「おう!まぁ、あんまり飲まないけどなっ」
『じゃあ私と乾杯しよ!折角だし!』
私は自分のグラスにお酒を注げば、獅子王のグラスに近づけた。
獅子王「主と乾杯できるなんて、酒飲んでて良かった〜!んじゃ、かんぱーい!」
『かんぱーい!』
私は獅子王と乾杯すれば、1口飲んだ。
すると、すぐ近くに酔っているのか頬を赤くしながらボーッとしてる山姥切の姿が見えた。