第33章 大慰労会2
…………あれ?
キス、されてない……?
いつまでたってもキスしてこない浦島を不思議に思いながら私は目を開けた。
すると、蜂須賀に首根っこを掴まれている浦島の姿があった。
浦島「ちょっ!蜂須賀兄ちゃん!」
蜂須賀「主を襲うのはまだ早いよ、浦島」
浦島「別に襲おうとしたわけじゃ……!ちょ、兄ちゃん!」
浦島は引きずられながら蜂須賀に連れていかれてしまった。
『……蜂須賀、流石は兄…!』
ずっと甘えたで離れなかった浦島を連れ去ってくれて私はちょっとホッとしている。
すると、亀甲が私の身体を起こして支えてくれた
亀甲「ご主人様、大丈夫かい?」
『あ、うん!ありがとう亀甲』
亀甲は私を支えたまま、じっとこちらを見てくる。
『ん?なに?』
亀甲「ご主人様とこんな近くで触れ合えるなんて……何だか嬉しくてね」
『……よしよし』
あっち行けと言おうとしたが、色々あった後だしとりあえず優しく対応しようと思い私は亀甲を優しく撫でた
すると、亀甲は頬を赤らめて目を見開いた。
亀甲「ご、ご主人様……そんなことされたら…もっと触って欲しくなるよ…!!」
『……え』
やばい、変態が覚醒したかもしれない。
やっぱり撫でなければよかったなんて今更気づいても遅いのであった。