第33章 大慰労会2
『物吉〜』
私は物吉の近くに来ればぎゅっと抱きしめた。
すると、物吉はびっくりしたような顔をした
物吉「あ、主様?」
あぁ、たじたじしている物吉が可愛い
薬研の言ってた事をハッキリさせとかなきゃ…!
『ねぇ物吉、皆に何か言った?』
物吉「えっ……い、いえ……なにも……!」
『私に襲われたとか……言いふらしてないよね…?』
物吉「は、はい!主様はそんなことしませんから……!ただ……」
気まずそうに目を逸らす物吉
その様子に私は首を傾げた
『ただ?』
物吉「主様と…口付けをしたのは、言ってしまいました……皆さんしつこかったので…」
なんだ、それくらいか…良かった……。
キスくらいなら手入れで他の子としてるし、問題ないか…まじ良かった〜私の清楚保った〜……
物吉の言葉に安心して私はそっと離れた。
『それならいいんだ、うん!物吉、料理一緒に食べよ?』
物吉「え?あ、は、はい!」
私の様子にキョトンとしている物吉
きっとキスした事を言いふらしたから私に怒られるとでも思ってたんだろうなぁ…可愛いぞ、物吉!
浦島「主さん、俺のこと忘れてない?」
『あ、うん!忘れてないない!浦島何食べる?よそってあげるよ』
私の分は物吉がよそってくれているため、私は浦島の分をよそうことにした。