第32章 大慰労会
『小夜ちゃん……いい子……』
今剣「ぼくも、あるじさまはそのままでいいとおもいます……!だきしめられると、すごくやらかくてきもちいいですから……!」
私が小夜を褒めれば、嫉妬したのか今剣も一生懸命意味を理解しながら言葉を紡いでくれる。
『ありがとう今剣!2人がそうゆうなら、たくさん食べよっと。ほら、皆もしっかり食べてね?』
今剣「はい!たくさんたべて、おおきくなって、あるじさまを守りますよー!」
小夜「僕も……」
そう言いながら、料理を自分のお皿に取り分けて一生懸命もぐもぐ食べる今剣に小夜。
大きくなって守ってくれるとか、なんか涙が出るくらい嬉しい……いい子過ぎるよ…ほんとに!
可愛い、可愛さの玉手箱だよ、うん
『あ、江雪大丈夫?食べてる?』
先程から私たちの様子をそっと見守るように見ていた江雪に声をかけた。
すると江雪は、少しだけ微笑んだ
江雪「ありがとうございます。貴女も、しっかり食べて体力をつけてください」
『もちろん、たくさん食べるよ!』
岩融「おお!頼もしい主だ!」
宗三「……それはそうと、いつまで引っ付いているつもりですか?」
『へ?…あ…ごめん!』
私は宗三にくっついている事をつい忘れていて、慌てて離れた。
すると、宗三がクスっと笑った
宗三「まぁ、ずっとくっついてくれてもいいですけどね…ふふ」