第31章 腰痛に悩まされる
誰って尋ねてるのに、シカトか!?
なんなんだ…いきなり入ってきて…って、まさか私の姿が見えてないってことはないよね?
私幽霊じゃないよ!?
そんなことを考えながらじーっとその人物を見ていれば、洗い終わったのか湯船へと歩いて来て私の隣へと入ってきた。
大包平「はぁ……温まるな」
しゃ、しゃべった……!!
温まる前に私について何かツッコんでほしい。
『あ、あのー……』
大包平「ん?なんだ?」
いやいやいやいや、なんだ?じゃねぇよ…!
私の存在感!!
気にしないの?女の子と入ってるのに気にならないの?
え、女の子だと思われてない?そうなの!?
うわ…なんかショック……
『……ど、どなたですか?』
大包平「あぁ、お前と会うのは初めてだったな。俺は大包平だ、お前が前任に憑依されていた時に来た刀だ」
『…ってことは、新しい刀?』
大包平「そうゆうことになるな」
通りで見たことないわけだ。
それにしても、またまたイケメンだなぁ……
新しい刀でもやっぱり顔面偏差値は下がらないのね。
眼福だなぁ、本当に。
『私は、この本丸の審神者です…これからよろしくね?』
大包平「あぁ、よろしく頼む」