第31章 腰痛に悩まされる
長谷部「っ…主、不意打ちはダメですよ」
『本当にごめんね…?あの、お風呂行ったら唇洗ってくれていいからね…!』
キスした事が消えるわけじゃないけど、とりあえず洗えば綺麗になるでしょ。多分。
手入れなら仕方ないと思うのかもしれないけど、手入れ以外のキスとか嫌がるよねやっぱり…あぁ、私何やってんだぁぁあ!!!
すると、長谷部が口を開いた。
長谷部「洗いませんよ。主からされる事なら、なんでも嬉しいですから。洗い流したら勿体ない…」
『へ?い、嫌じゃないの……?』
長谷部「主以外にされたら嫌ですが、主ならいつでも歓迎しますよ?」
そう言って、笑みを浮かべる長谷部に私は不覚にもキュンとしてしまった。
もう寿命とかそうゆう問題じゃなくて、胸キュンで死ぬんじゃないかって感じてるよ私は。
『……長谷部…』
長谷部「はい」
『ほんっっっっとに、いい子だよね…』
長谷部「い、いい子……?俺は短刀とは違うんですよ?」
『いや、長谷部は可愛げあるし凄く可愛がりたくなる対象なんだよね』
すると、長谷部は少し複雑そうな表情を浮かべた。
長谷部「それって…俺を男として見てないって事ですか…?」
『え…?』