第31章 腰痛に悩まされる
長谷部「主…」
『ん?どうしたの?』
長谷部「あ、いえ…」
長谷部と目が合ったため私は問いかけたが長谷部は何も言ってこず再び目線を前に向けて、口を閉ざした。
何か言いたいことでもあったのかな…?
はっ…!もしかして、お前くっそ重くて俺の腕が折れそうなんだけど、とか思ってる?
長谷部…ひどいよ、私傷つく!←
そんなことを思いながら、私は長谷部の顔をじーっとガン見した。
『………………』
そんな私の視線に気づいたのか、長谷部は再びこちらを見てきた。
長谷部「主?そんなに見られると、照れますよ」
『長谷部の照れ顔とか見たい』
長谷部「なっ、そんなのを見てどうするんですか…まったく」
長谷部はかっこいい顔をしている。
綺麗な顔立ちと言った方が正しいかもしれない。
そんな綺麗な顔を見ていれば、私はいつの間にか長谷部に軽いキスをしてしまっていた。
長谷部「!?」
『ん……あ、ご、ごごごめん!!』
長谷部は私の行動に目を見開いている。
そして進んでいた足も止まり、硬直してしまった。
私…なんで今キスしたんだ?
発情期なの?刀剣男士達の発情期が移ったんじゃないのコレ!
やばい、自らキスするとかやばいやつ。
長谷部、硬直してしちゃってるし…いや、本当にごめんね長谷部…
きっと硬直するくらい嫌だったんだね…ごめんね長谷部…本当に!
私は心の中で長谷部に謝った。
すると、長谷部は頬を赤くして目を伏せてしまった。