第31章 腰痛に悩まされる
〜 廊下 〜
燭台切「あ、長谷部くん」
長谷部「燭台切…主の部屋から出てきたみたいだが、何かあったのか?」
燭台切「あぁ、それがね…主が腰を痛めたらしくて身動きが取れないらしいんだ」
長谷部「なにっ!?主が!?」
燭台切「うん…(僕のせいで腰を痛めたなんて、口が裂けても言えないけどね)だから、何かあったら主が呼ぶかもしれないからその時は……って、長谷部くん…!?」
燭台切が話してる途中で、血相を変えた長谷部は何処かへと足早に去っていってしまった。
燭台切「…長谷部くん、なまえちゃんの事になると更に機動力が早まるね…」
長谷部の背中を見届けながら一人呟く燭台切だった。
〜 長谷部side 〜
主が倒れた…主が動けなくなった…
はっ!腰が痛いって言っていたな…こうゆう時はどうすればいいんだ……!?
湿布を貼るか、それともマッサージ……いや、主の体に俺が触れていいわけ…!
俺はとりあえず湿布を貼ってあげようと、薬研の元へ訪れた。
長谷部「薬研はいるか!」
薬研「?どうしたんだ?そんなに血相を変えて」
長谷部「主が腰を痛めて動けないらしい。それで、湿布が欲しいのだが…」
薬研「あー、悪いな。今湿布を切らしててよ(大将…俺が激しく犯しちまったせいで腰を痛めたのか…)」
長谷部「なにっ!?主の大事だと言うのに、湿布がないとはっ…」
俺は湿布がない事に絶望しつつ、とぼとぼと主の部屋へと向かった。