第6章 探し物は主
『ほら、起きないとちゅーするぞ!』
清光・安定「どうぞー」
なんだこいつら…!!!
嫌がらんのか!かわいいなコンチクショー!!!
そんなことを思っていると、廊下から誰かの足音が聞こえた。
そして、部屋の前で止まり、ゆっくりと襖が開いた。
?「加州くんに大和守くん、夕餉を持ってきたよ………って、え……?」
『………あ』
?「どうしたんだ…っ!?貴様何者だ!!!」
部屋に入ってきたのは、ご飯を運んできたであろう二人。
れっつぱーりーしてる武将に似てる方と、紫の髪をした美人が立っていた。
『あ、いや…!決して怪しい者ではありません!!!』
?「………だいぶ怪しいけど?」
食事を下に置いてから、刃こぼれしてる刀をこちらに向けてきた紫髪さん。
わかるよ、わかる!
私が逆の立場だったら怪しいって認識します…
だって布団に男子と寝てるんだよ!?
そりゃ怪しいわ
『ほら!二人とも!修羅場だから起きなさい!!!』
ぐわんぐわんと清光と安定を揺さぶって起こした。
清光「ん、主激しいって……え…なに、この状況…」
安定「え、いきなり戦闘…!?」
起きたはいいが状況がつかめない二人。
私は今突かれそうなんだ…刀に!!!