第6章 探し物は主
~一方その頃~
『ん……あっつ…』
ぐっすり眠っていたが、体に纏わりつく暑さに目を覚ました。
目を開くと正面から清光、背後から安定が抱き着いていた。
そうか…暑かった原因はこいつらか…
つか、まだ抱き着いてたの!?
『って…もう夕方じゃないか!ほたるん達、心配してるかなぁ…』
まさか泣いてたりしないよね?
ショタを泣かせる事はしたくないんだが!!
~捜索組~
蛍丸「こんなに見つからないって、本当に誰かに捕まったんじゃない?本当に主って鈍くさいよね…俺が手でも握っとけばよかった」
明石「あんなに足が遅いなんて思わへんでしょ、普通」
愛染「俺たちそんな猛スピードで走ってなかったのにな」
厚「…大将の扱い…」
薬研「新しい審神者を警戒する必要もないな」
一期「前任の時と違い、皆さん生き生きしてますな」
全く泣いてなかった。
むしろディスられてた。
そうなってるとは全く知らない。
『ほら、二人とも起きてー。もう夕方だよー』
抱き着いてる二人に声をかければもぞもぞしながら更に抱きしめてきた。
清光「んー…もう少し…」
安定「……………ZZZZZZZ」
だめだこりゃ。
これ誰か来たらやばいよね?