第6章 探し物は主
部屋の前に着けば、誰が先に入るか…目で訴え始める三人。
薬研「…しかたねぇ…俺が先に入るぜ」
一期と厚が【薬研お願い】と訴えているように見えて俺っちが先に入ることにした。
薬研「……大将、入るぜ」
ひと声かけてから審神者部屋の襖を開けた。
するとそこには…
明石「あれ、粟田口の皆さん。今、主はんなら留守ですよ」
明石の言葉に不思議そうな顔をした薬研
薬研「留守?どこに行ったんだ?」
蛍丸「粟田口の部屋を出た後、消えたんだよね」
一期「……探さないんですか?」
愛染「あー面倒だからって、国行が」
来派のやる気の無さに驚いている三人。
薬研「大丈夫なのか?他の刀剣に斬られてたりしたら…」
明石「そしたら悲鳴くらい上げるやろ。それに待ってれば帰ってくると思ってたけど…帰ってくる気配がないから今から探しに行こうと思ってたんや。良ければ、来た序でに手伝ってくれへん?」
愛染「確かに大人数の方が見つかりやすいな!」
蛍丸「なら決まりだね」
勝手に話を進めていく来派。
一期「私たちはまだ行くなんて…」
明石「でも主はんに会いにきたんやろ?それなら強制ですわ」
厚「しかたねぇ…さがすかぁ」
薬研「そうだな」
こうして、刀剣男子による主大捜索が始まった。