第30章 久しぶりのお手入れ
『可愛すぎかよお前ら。何なの?わざと?てか、薬研とか厚くらいって身長気にするんだね…可愛い』
薬研「っ、別に気にしてなんか…。見た目より大事な事あるしな…つーか、大人っぽさなら厚になんか負けてねぇよ」
『あぁ、確かに薬研の方が大人っぽいなぁ…エロいし危ないショタ詐欺』
薬研は色んな意味で大人だと思う。
厚はまだ可愛いし可愛いし可愛いから!
私の言葉に不満だったのか厚はムスッとしてしまった。
厚「大将は、薬研みたいなタイプが好きなのか?」
『へ?いや、厚が好きだよ!純粋で可愛いし、キスしただけで顔赤くなるとことか可愛いし!』
厚「別に可愛いって言われても嬉しくねぇし……」
可愛いという言葉に納得がいかないのか更にムスッとしている厚。
それがまた可愛さを引き出してるって気付かないのかね?←
そんな厚と私のやり取りに嫉妬した薬研が、私の頬をムニッとつまんできたと思えばそのまま薬研の方に顔を向けられた。
『ちょっ…薬研…?』
薬研「厚ばっかり構ってねぇで、俺の手入れもしてくれよ」
……これは…嫉妬か!!!
なんだよ薬研、可愛いなぁ…なんなら「嫉妬しちゃった」って甘えてくれればもっと可愛いんだけどね、うん!