第30章 久しぶりのお手入れ
物吉「主様…」
『ん?どうしたの?』
私も物吉の背中に手を回して抱きしめ、背中を撫でてあげる。
それと同時に物吉の抱きしめる力が強まった。
物吉「嬉しいです…戻ってきてくれた事も、こうして手入れしてもらえるのもすごく嬉しいです…!」
『そ、そう言われると私も嬉しいi…んん!?』
嬉しいと言おうとすれば、物吉が自ら口づけをしてきた。
そして少しすれば口を離して物吉はハッとしたように離れた。
物吉「ん…あ、ご、ごめんなさい…!主様に…なんてことを…本当にごめんなさい!」
『いや、可愛いから私は大歓迎だけど…って、物吉!?!?』
物吉「頭冷やして来ます…!!!」
私が話している途中に物吉は恥ずかしさに顔を赤くしながら立ち上がり、走って部屋を出て行ってしまった。
『……なんだ、あの子…ピュア過ぎる…』
キスくらいであんなに顔を赤くして、本当に可愛いやつめ…
他の刀剣男子も見習ってほしいくらいだよね…本当に。
まぁ、欲があるのはいいことだ…うん!
浦島「あるじさん!」
1人で考えていれば、部屋に浦島が入ってきた。
『あ、浦島!来てくれて良かった~、手入れするから此処に座ってくれる?』
浦島「はーい」
浦島は私の言う通りに座った。