第30章 久しぶりのお手入れ
部屋に着けば、物吉を座布団に座らせ私も向かい合わせに座った。
物吉「主様は手入れ部屋で手入れ…しないんですね?」
『あ、うん…いつもその場で手入れしちゃうから』
あ、物吉は手入れ受けるの初めてなんだっけ…
そりゃ疑問に思うよね〜…今からキスされるなんて思ってないだろうなぁ…←
物吉「主様は凄いです!では、お手入れお願いします!」
手入れの仕方を知らない物吉は、純粋そうな笑顔を浮かべて手入れのお願いをしてくる。
あぁ、なんて可愛い笑顔なんだ…!
汚したくないけど……って、ただの手入れだし!
可愛いからって全く下心なんてないんだからね!
『じゃあ、ちょっと失礼して……』
私は手入れの為に顔を近付ければ物吉は不思議そうに首を傾げた。
そんな物吉に優しくキスし、神力を注いでいく。
物吉「ん…!」
『ん……』
物吉の身体を優しく抱きしめ、暫くすれば傷も治った為唇をゆっくり離した。
キスに慣れていない物吉は恥ずかしそうに顔を赤らめながら俯きながらお礼を述べてきた。
物吉「……あ、ありがとう…ございます…」
『驚かしてごめんね?でも傷も治ったし一安心だね!』
すると、物吉が顔を上げて私を抱きしめてきた。