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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第29章 帰ろう、本丸に





包丁「へへ、いつもの主だ!」


泣いてる私に包丁はいつもの様に笑顔を見せてくれた。
その笑顔にほっとして私まで笑顔になってしまう


『包丁も皆も、本当にありがとう…』


私は涙を拭い、包丁に釣られて笑みを浮かべた。
すると皆も同じく笑顔になった。


髭切「やっぱり、主は笑顔が似合うね」


膝丸「あぁ、そうだな」


『そうゆう皆も、笑顔が一番似合うよ?』


明石「主無くして、この笑顔は出ませんわ。笑顔の原因は主なんです。だから、主はずっと笑っててください」


愛染「主が泣いてたら俺達も悲しいしな!」


蛍丸「だから、主は泣かないで笑って?主が笑うだけで、俺達は幸せだから」


『皆……ありがとう…また涙出そうだから…やめて』


泣かないつもりが、皆の言葉でまた泣きそうになってしまう。
これは悲しい涙ではなく嬉し涙。



太鼓鐘「次泣いたら、俺がチューしちゃうぜ!」


『いいよ?ほら、ちゅー』


私が唇を尖らせながら貞ちゃんに近寄れば、貞ちゃんは顔を赤くして焦ったように顔を逸らした。


太鼓鐘「ふ、普通嫌がるだろ…!!」


『だって嫌じゃないし』


鶴丸「なら主!俺とキスしないか?」


『……落とし穴に落としてやろう』


鶴丸「こ、この扱いの違いはなんだ……!!!」


先程までしんみりした雰囲気から、だんだんいつもの雰囲気に戻り和やかになった。
やっぱり、私はこの本丸が大好きです。


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