第28章 前任の憑依
大和守「えー、ケチぃ」
加州「ははっ、どんまい安定」
暴言を吐いたつもりなのに…笑ってる!?
なんなの、一体なんなの……!
三日月「……」
前任、困惑しているな。
俺たちは、主に鍛えられているから傷つかなくなってるのかもしれないな…。
それなら、いつも通りに接すれば……
三日月「ほう、主よ。そんなに抱かれたかったのか…それなら、今夜は腰が砕けるまで抱いてやるが…どうだ?」
『「……え!?」』
小狐丸「それなら、私も。主が満足するまで、何度でも」
『「……なんなの!?昔は、そんなんじゃなかったじゃない!」』
薬研「?何言ってんだ?大将」
そう言って前任だと気付いてない薬研が近付けば、前任は手を振りあげて薬研を殴った。
薬研「っ……」
一期「!薬研…!大丈夫か?」
薬研は叩かれた衝撃によろけながら殴られた事に驚いた。そして切れた口からは血が流れた。
一部始終を見た一期は心配して薬研に駆け寄った。
『「どいつもこいつも…この女の為に…ムカつくのよ…!」』
そう言って地団駄を踏む前任。
薬研が殴られたせいか、皆警戒も強まっていた。
陸奥守「アイツは、主じゃなかぜよ…」
山姥切「……」
倶利伽羅「明らかに違う」