第1章 今日から私の本丸
こんのすけ「そんな事より、顕現して手入れしないといけません!」
『え?なんで顕現してから手入れ?このままでも手入れできるでしょ?』
こんのすけ「このまま手入れしてから顕現するつもりですか!?その方が身の危険だと思います!」
『どうして?』
こんのすけ「刀の姿のまま手入れをして、そのあと顕現したら刀剣男子は怪我もない元気な状態で顕現されます!そしたら主さまなんて…一突き…」
『やだやだやだやだ。まじでやだ。わかった、今顕現します!って事で、顕現の仕方を教えてくれ』
こんのすけ「わかりました。では、刀を両手で持って刀剣男子を思うのです!」
『思えって言われても…あー、とりあえずやるか!』
こんのすけに言われた通りに刀を両手に持ち、刀剣男子とやらを妄想した。とりあえずイケメンを。
すると、桜が少しだけ舞い目の前に刀剣男子が現れた。
『うおっ……!でた…!』
こんのすけ「主さま!成功です!」
『よっしゃ…!さてさて…一体どんな子だろ…』
ワクワクしながら少しの桜の隙間から刀剣男子の姿が見えた。