第27章 布団で待ち伏せされてた
『布団、一つしかないんだけど……一緒でもいい?』
部屋に到着し、布団をもう一つ敷こうとしたが箪笥には入っていなかった。
これは強制的に添い寝になるな…いや、私は得だけどね?
太鼓鐘「主が迷惑じゃなければ一緒でいいぜ?」
『迷惑じゃないよ!全く!』
太鼓鐘「なら一緒に寝るかぁ」
そして、太鼓鐘は布団に入った。
私も同じく布団に入った
すると、貞ちゃんがぎゅっと抱きしめてきた。
太鼓鐘「主、すごくポカポカする……」
『お風呂上がりだからね』
太鼓鐘「それに、いい匂い……」
貞ちゃんは私の首筋に顔を埋めながら、匂いを嗅いでくる。
その鼻息がくすぐったかった。
『ちょ、くすぐったい…』
太鼓鐘「あ、ごめんな?ついリラックスしてたぜ」
そう言いながら笑顔を浮かべてくれる太鼓鐘。
可愛い……!そしてリラックスしてくれたようで、なんか嬉しいな…
『リラックスかぁ、それはそれで嬉しい…これからもリラックスして本丸で過ごしてね?』
太鼓鐘「もちろん!主がいればいつでもリラックスできそうだぜ!」
そう無邪気に笑う貞ちゃんが可愛くて辛い。
やっぱり可愛いは正義だね……
そんなこんな話をしていれば、私達はいつの間にか夢の中だった。