第27章 布団で待ち伏せされてた
太鼓鐘「みっちゃんに会うの久しぶりだから楽しみだ!」
『明日会わせるからね!…って、なんで貞ちゃんはお風呂に居たの?この本丸では見かけたことなかったけど…』
太鼓鐘「あぁ、俺今までずっと小屋に居たんだ」
『小屋って、外にあるあの小屋…?』
太鼓鐘「そうだぜ!主、他の奴らだけ持ち帰って、俺に気付いてくれねぇんだもんなぁ」
やっぱり小屋にいたのか、貞ちゃん。
気付いてあげられなくてごめんね…!!
『ごめん…でもなんで顕現されてるの?』
太鼓鐘「あんたの神力が漲ってるから、勝手に顕現できたみたいだぜ!動けるようになったから、たまにはお風呂にでも入っかなぁと思って来たわけ!それに、此処の本丸の空気も美味しくなったしなぁ」
そう話しながら、可愛い笑顔を見せてくれる貞ちゃん。
どうやら怪我もなく、前任に何かされたような傷などは見られなかった。
『そうなの!?自分じゃ全くわからないからなぁ』
まぁ、空気が美味しくなったってゆうことはいい事だよね!
それにしても貞ちゃん可愛いなぁ…お風呂入りに来て良かった…!
そう思っていれば、貞ちゃんが再び顔を赤くしてこちらを見上げてきた。
太鼓鐘「あ、あのさ……胸、当たってんだけど」
『へ?あ、ご、ごめんね…!』
此処はお風呂、そして2人は裸、そして密着している。
正確に言えば私が貞ちゃんを抱きしめている。
さっきまで全然気にならなかったが、改めて指摘されるとちょっと恥ずかしかった。
私はゆっくり貞ちゃんから離れた。