第26章 クリスマスに因んだ宴
『てか、メイド服知ってるのか!』
加州「まぁ、それなりに?そんなに詳しいわけではないけど」
そう言いながら、加州は私が持ってたメイド服を手にすれば私の身体に合わせてきた。
加州「うん、やっぱり主はなんでも似合うね」
『ちょ、恥ずかしいから…!』
いきなりメイド服を合わせて来たかと思えば、加州は似合うと褒めてくれる。
なんかすごく恥ずかしいんだけど…!
すると、安定が近くに寄ってきてじーっと私の身体に当てられたメイド服を見ていた。
大和守「今日はクリスマスってやつなんでしょ?なら今日はメイド服着てれば?」
…………いやいやいやいや…なんでそうなる…!
クリスマスにメイドって…意味がわからない…!
『嫌です。なら安定が着たら?似合うと思うよ?』
大和守「え…なんでそうなるの…」
私の言葉に顔を引きつらせている安定。
見た目は女の子みたいに可愛いのに、可愛い服は嫌なんだ…皆が乱みたいな子だと思ったら大間違いね…←
鯰尾「あのー、それ俺があげたんですけど?」
加州「あぁ、ごめん。でも俺たちも主のメイド姿見たいんだけど」
鯰尾「駄目です。メイド姿は俺だけ見る予定なんで、皆さんは諦めてくださいね!」
え…私、鯰尾だけに見せるとか約束してないけど!?
私の意見は聞かずに、どんどん話を進めていく刀剣たち。
まぁ、なんだか微笑ましいからいいんだけど…!