第26章 クリスマスに因んだ宴
『ほんとに貰っていいの…?』
五虎退「はいっ……!僕たち、主様が来てから…ずっと頼りきりで…ちょっとでも、主様に喜んでもらいたくて……一生懸命選んだんですっ……」
秋田「気に入るかわかりませんが…良ければ使ってください!」
2人が一生懸命言葉を伝えてくれる姿に、嬉しくて胸が締め付けられた。
『え…なんで…私だって皆に迷惑ばっかり掛けてるのに……』
いきなりの事に嬉しさで目に涙を浮かべる。
そんな私の頭を優しく撫でてくれる鳴狐。
鳴狐「……キミは、頑張ってるから」
鯰尾「そうそう!だからほんの気持ちです」
包丁「主は人妻じゃないけど、優しいしあったかいから本当に大好きだぞ!」
優しい言葉を伝えてくれる刀剣達に、自然と涙が溢れてしまった。
『こんな不意打ち…っ、泣かずにいられるかぁ!!』
私は号泣しながら、目の前にいた5人をぎゅっと抱きしめた。
『ありがとう…、大好き…』
泣きながらそっと思いを伝えれば、包丁が頬に流れる涙を手で拭ってくれた。
包丁「主、泣きすぎ!あ、プレゼント開けてもいいぞ?」
『ん……有難くプレゼント開けるね?』
皆から離れれば、私はプレゼントを床に置いて一つずつ開けていく。
その様子を刀剣男士が興味津々に見ていた。