第26章 クリスマスに因んだ宴
日本号「本当に酒を買ってきてくれるとはな……」
次郎「気が利くじゃない!また一緒に飲もうね?」
『あ、いや、飲まないから』
飲むわけがなかろうが!
酒に飲まれたら大変なんだよって思い知らされたんだからぁぁ!!
私達は帰城してから、お土産を渡すために広間に来ていた。
何故か今日は皆広間に集まっている……珍しい……!
三日月「はっはっはっ、ケーキとチキン……もしや、クリスマスとやらに因んで買ってきたのか?」
『そうだよ!三日月よく知ってるね?』
三日月「前に本か何かで見たことがあっただけだ」
おじいちゃん、本読むんだ……関心←
燭台切「なら、今日の夜は宴だね」
獅子王「宴かぁ、あの日以来だな!」
物吉「楽しみですね!」
宴と聞いて、皆嬉しそうだった。
宴なんて、皆に警戒されてる時以来だからね…今はだいぶ心を開いてくれてるようだから、前回よりは楽しめそうかな!
そんなことを考えていると、一緒に買い物に行った5人が私の傍に寄ってきた。
五虎退「あ、主様……」
『ん?どうしたの?』
秋田「主様…これ、受け取ってもらえますか?」
そう言って5人は、先ほど買ったであろう袋を私に渡してきた。
『え?これ、私に?』
鯰尾「さっき買ったんです!」
包丁「俺も俺も!」
鳴狐「……あげる」
そう言って更にプレゼントを差し出してくる5人。
私が貰っていいの……?そう思いながらも一つずつ受け取った。