第25章 初めての市街地
遠くから皆の様子を見ていれば、なぜか会計していることに私はビックリした。
『え…なんか支払ってるし…!って、あの子たちお小遣いなんてあったのかな?欲しいものがあれば買ってあげたのに…』
そんなことを思っていれば、乱が試着室から出てきた。
乱「主さん、…どうかな?」
フリルの付いた服を身にまとった乱が恥ずかしそうに立っていた。
『………………』
な、なんだ…この可愛い子は…
似合いすぎて怖い…女顔負けだよ…!!!
私女なのに…負けた気分…
あぁぁ…乱可愛いよ…!!!!!
あまりの可愛さに私はフリーズしてしまった。
乱「主さん…?」
私の反応に不安そうな表情を浮かべながら顔を覗いてくる乱。
『はっ…!ごめん!乱が可愛すぎて…!すごく似合う!似合いすぎる!もうそれ買ってあげる!』
乱「え…?いいの!?」
『もちろん!せっかく来たんだから買ってあげる!てかもう私が買ってあげたいだけから気にしないで?』
乱「ありがとう主さん…!じゃあ、着替えるから待ってて!」
そういえば、また試着室に入っていった乱
私は乱の可愛さに興奮しながらもその場で待つことにした。