第25章 初めての市街地
あれから、私は不動を起こして3人で朝食を食べに広間まで行った。
誤解が解けて良かったぁ……本当に。
朝食を食べ終えれば、私は出かける準備を始める。
心做しか、お買い物組は楽しみそうにソワソワしているように見えた。
『よし、じゃあそろそろ出かけようかな…』
私は部屋を出て、みんなが待っている場所へと向かった。
すると、もう既に準備が終わった皆が庭で待っていた。
乱「あ、主さーん!」
『お待たせ〜!』
手を振りながらこちらを見ている乱に近づけば、皆も笑顔で迎えてくれた。
鯰尾「あー、楽しみですねぇ!」
五虎退「僕も、すごく楽しみにしてました…!」
『私も楽しみだったよ!じゃあ早速出かけようか、長谷部には伝えておいたからね!』
秋田「では、気をつけていきましょう!」
包丁「おー!」
鳴狐「行こう」
こうして、私達は初めての市街地へと出かけた。
背後からつけられている事にも気づかずに。
〜 お留守番組 〜
博多「お土産は何買ってくれるかね?」
日本号「酒だったら尚いいな」
蜻蛉切「主だって、そんなに土産ばかり持てないだろう……」
御手杵「平気だろう、手伝い組が一緒だしな!」
髭切「でも、殆ど小さい子達だったからね…荷物持ちには不向きかな?」
膝丸「確かにな」
後藤「やっぱり俺もついて行けばよかったかなぁ」
和泉守「お前も小さいだろ」
堀川「か、兼さん…」
後藤「うるせぇ!今にでっかくなってやる!!!」
そんなこんな仲良くやってるお留守番組だった。