第25章 初めての市街地
そんな中、何も知らないなまえは目を覚ました。
『ん……ん?』
重たい瞼をゆっくり開けば、長谷部と亀甲が見つめあっている姿が見えた。
すると、耳を疑うような内容が聞こえてきた
亀甲「……ボクが居ないと生きていけないくらい、ボクを求めてほしいんだ」
長谷部「…そんなことっ……」
…………………………………………え?
え?何この状況……。んん?
亀甲が長谷部に告白してる……!?!?
え、まじで!?2人…いつの間にそんな関係に……!
と、とりあえず起きづらくなったから寝たフリしよ……
そう思い、私は再び目を閉じて寝たフリをしたまま様子を見ることにした。
亀甲「いいだろう、それがボクの望みなんだからね」
長谷部「それなら…俺だって同じだ。離したくないし、失いたくないんだ…」
亀甲「お互い、思うことは一緒って事だね」
えぇぇぇえ……!!
両思いってこと!?!?
亀甲と長谷部ってそんなに仲良かったの!?
同性愛かぁ、私は偏見とかないから…2人には幸せになって欲しいなぁ
あ、不動の寝場所変えなきゃ!2人の愛を育むのに不動がいたらきっと邪魔だろうし…、ねっ?
そんなことを思いながら急に静かになった2人が気になり、私はゆっくりと目を開いた。
すると、2人は私をガン見していて目が合ってしまった。