第24章 時には甘えも必要です
『長谷部が良いなら今日くらいは一緒に寝てあげるよ?』
不動「ほんとか!?なら、アンタは俺の隣な〜」
亀甲「なら、ボクもご主人様の隣っと」
私の言葉に相当嬉しかったのか、早速布団を敷き始めた2人。
どうやら私の隣は2人になるみたいだ……不動はいいけど、亀甲が隣とか魘されそうで嫌なんだけど。
長谷部「主、本当にいいんですか…?」
『うん、一人で寝るよりは良いし』
長谷部「それならいいのですが…」
長谷部と話していれば、布団を敷き終わった2人が再びこちらに寄ってきた。
亀甲「さ、敷き終わったから早速寝ようか」
不動「ほら、こっち」
そう言いながら2人は、私の手を引っ張り布団へと誘導してくる。
それに続いて長谷部も布団の方へ来た。
長谷部「お前ら、主に迷惑だけはかけるなよ」
不動「分かってるって〜、本当に長谷部は口煩いよなぁ…」
亀甲「確かに」
長谷部「誰のせいだ!お前らがしっかりしないから俺がこうして世話してやっているんだろう!」
不動「別に頼んでないしー…」
今にも長谷部の怒りが爆発しそうなので、さっさと2人を寝かせようと思い私は2人に声をかけた。
『ほらほら!2人とも、さっさと寝るよ…!』
不動「よし、寝るかぁ」
亀甲「ご主人様を抱いて寝れるなんて今日はいい日だね…」
2人は布団に寝そべれば、私も2人の間に寝そべった。
すると2人が同時に抱きついてきたと思えば、安心したのか亀甲と不動はあっという間に眠りについてしまった。