第24章 時には甘えも必要です
不動「やっぱりアンタあったかいよなぁ〜」
亀甲「あぁ、ご主人様…いい香りがするね、何だか興奮してきた…!」
『いや、興奮とかまじやめて』
甘えさせてあげるだけなのに興奮してきたとか、本当に亀甲はヤバイやつだよね。
危な過ぎる、本当に……このドMが……!
長谷部「お前ら!主に引っ付きすぎだ!」
長谷部は2人を私から引き離そうとしてくるが、全く離れる気配がない。
それどころか抱き締める力を強めてくる。
『……待て、ちょ、痛い、内臓が口から出ちゃうから!!』
不動「これくらいで内臓なんか出ねぇって〜。なぁ、やっぱり今日一緒に寝てほしいんだけど」
少しだけ力を緩めてこちらを見てくる不動。
まぁ、寝てもいいけど…長谷部の迷惑にならないかな…
主命主命の子だから、主である私が一緒に寝たら気を使っちゃうんじゃ……?
そう思い、長谷部をチラッと見た。
すると長谷部と目があった。
長谷部「主、迷惑なら断っていいんですからね!」
『え、あ……うん…』
どうやら長谷部は、私が迷惑していると思い込んでるようだった。
『あの、長谷部は私が居て迷惑じゃない?』
長谷部「!…何を言うんですか!迷惑なんて思うわけないでしょう…寧ろ、一緒に寝てほしi……って!いや、何でもありません…!」
今一緒に寝て欲しいって言ったよね?絶対に言ったよね?空耳じゃないよね?
なんだよ、みんな甘えん坊かよ…可愛すぎかよ。