第5章 沖田組
安定「それで?お前の名前は?自分から名乗るのが普通だと思うけどなぁ」
じーっと可愛いフェイスでこちらを見ながらキツイ言葉を吐く大和守さん。
『あ、えっと…私の名前はなまえです。お見知りおきを…』
ちらりと二人を見ればどちらとも真顔だった。
なぜだーーーーーー!!!
自己紹介が気に入らなかったのか!?
これは首落ちパターン?ここで死ぬの?
『あーっと…やっぱり襲う気…!?』
この沈黙が耐えられなくて再び冗談を挟んでみる。
加州「別に困ってないけど」
『え…もしかして…、恋人…!?』
二人「「は?」」
私の言葉に開いた口が塞がらない二人。
『だって、困ってない=定期的にヤッてるってことじゃ…それに大和守さん可愛いし美人だし…』
安定「なに?なんの話?」
こちらの話に耳を傾けてくれているものの、ますます無表情になっていく二人。
『え、そちらこそなんの話ですか…?』
安定「は?」
『え?』
お互いに何の話かわからなくなった。
私たちの会話を見兼ねた加州さんが口を挟んできた。
加州「もしかして…アンタは安定を女だと思ってる?」
『え、当たり前です!』
安定「とりあえず、首落としていい?」
『すみません、まじすみません…ごご、ごめんってば!!!ぎゃあぁあ!』