第24章 時には甘えも必要です
すると、行きたかったのか悲しそうな顔をして俯いている五虎退。
五虎退「…僕も行きたかったです…」
なんて悲しそうな顔をしているんだ…この子…!
どうしよう…連れて行ってあげたいのは山々だけど…
そんなことを考えて困っていれば、鳴狐が口を開いた。
鳴狐「…俺も行く」
『え…保護者してくれるの…!?』
鳴狐「うん…買いたい物もあったし、ついで」
まじか…!それなら短刀連れて行っても大丈夫かな…!
鳴狐…いい子だ…!!!好きなもの買ってあげよう。
『ありがとう、鳴狐!じゃあ、五虎退も一緒に行こうか!』
五虎退「い、いいんですか…!?あ、ありがとうございます…!」
五虎退は先ほどの悲しそうな顔は消え、嬉しそうな顔をした。
あぁ…天使だ…。
本当に可愛い…なんか母親になった気分…←
そんなことを考えていると、信濃たちが声をかけてきた。
信濃「俺たちは留守番してるよ」
後藤「大人数過ぎても大将が大変だろうしな!」
博多「お土産買ってきてくれたら、文句はなかばい」
『お前たち…ありがとう…本当にいい子だ…!ちゃんとお土産買ってくるからね!』
そんな私の言葉に、お留守番組も嬉しそうに笑った。