第23章 愛情不足な彼ら達
『長谷部〜……』
長谷部「はい、どうかなさいましたか?」
私達は、あれから夕食を食べ始めた。
私は長谷部の居るテーブルにお邪魔している。
『疲れたー…』
向かい側に座っている長谷部に手を伸ばした。
すると、その手を握り返してくれる長谷部
長谷部「お疲れ様です、主。俺に出来ることがあれば、何でも言ってください」
『ありがとう長谷部〜。私の味方は長谷部だよ〜……後小さい子達』
長谷部「……そこは俺だけにして欲しかったです」
『あ、ごめん』
手を握り合いながら他愛のない話をしていれば、その手に重ねるように誰かの手が乗ってきた。
亀甲「ご主人様の味方ならいつでもするよ」
『亀甲…いい子だ……』
ルックス抜群なんだもんなぁ…亀甲
普通にしてれば完璧だよこの子。
亀甲「はぁ、ご主人様に褒められて嬉しいよ!でも、たまには罵ってくれていいんだよ?普段の鬱憤を晴らすなら、ボクにぶつけてくれると嬉しいなぁ」
……さっきのいい子だってゆうセリフなしなし。
なかったことにしよう。こんな変態がいい子とか、ないだろ…だっていい子より先に変態が勝ってるんだもの。
『亀甲…落ち着いて?鬱憤溜まったら亀甲にあげるから。だから落ち着いて』
亀甲「!なら、楽しみにしてるよ」
私の言葉に嬉しそうな笑みを浮かべながら頬を赤らめているドMの亀甲
いつ話しても強烈すぎるよ、この子……