第23章 愛情不足な彼ら達
なかなか降ろしてくれない石切丸に、私は諦めて抱っこしてもらうことにした。
おとなしく抱かれていれば、あっという間に広間に到着した。
するとその姿に、広間に集まっていた刀剣達がこちらを見た。
鯰尾「あれ、どうしたんですか?」
大和守「どこか具合でも悪いの?」
石切丸に抱っこされてる私に違和感を覚えたのか、皆が心配そうな顔をしながら近寄ってきた。
『あ、ちょっと腰が痛かったから石切丸が運んでくれたんだよね〜』
私は苦笑いを浮かべた。
すると、小狐丸はバツの悪そうな、申し訳なさそうな…複雑な表情を浮かべていた。
三日月「はっはっは、主は活発だからなぁ」
大典太「……もしかして、蔵で腰を抜かした時の後遺症か?」
ソハヤ「あぁ、確かにあの時は派手に腰を抜かしてたからな」
『あ、あぁ!それかもしれない!最近腰抜かすような出来事が多すぎるからねぇ、うん』
咄嗟に話に乗っかったため、声が少し裏返ってしまったが私は気にしない。
そんな私に三日月が笑いながら肩を叩いてきた
三日月「はっはっは、主。ヤり過ぎには注意だな」
三日月の言葉に周りは静まり返った。
…………待って、ふざけんなよじじいぃぃぃ!!!
その発言今する事じゃないよね!!!
何だか私がビッチみたいに見えるから止めよう!?
ほんとやめてよ、あぁ…切ない顔に騙されて甘やかしたが故だ……私がヤろうとか誘ったわけじゃないからね!?