第23章 愛情不足な彼ら達
『ん……』
私は暫くしてから目を覚ました。
目を開くと近くには誰もいなくて、三日月と小狐丸との出来事は夢だったのでは…と内心で感じた。
『あれ…誰もいない…』
ボソッと一人で呟けば、部屋に消えた。
暫くして、起きなきゃと思い身体を起こそうとした。
『あれ?…え、腰が立たない…』
起き上がろうとすれば、腰が痛くて起き上がれなかった。
マジか…夢じゃなかったんだ……
って、私毎日誰かとヤッてない?
あぁ、ビッチの道へと進んでしまった…別に体の関係が好きだからとかじゃないけど…皆を見てると断れないんだよね……あんな悲しそうな顔するから…。
『はぁ……』
寝そべったまま障子から入ってくる夕暮れの光に目を細めた。
すると、襖がゆっくりと開き誰かが入ってきた。
石切丸「…あぁ、起きてたんだね」
部屋に来たのは石切丸だった。
私は寝転んだまま石切丸を見上げた
『石切丸…』
石切丸を見れば、今朝説教されたことを思い出して苦笑いをしてしまった。
それを察したのか石切丸は近くに来れば私の頭を優しく撫でた。
石切丸「今朝はすまなかった…もう怒ってないから安心してくれ」
『ほんとに?』
石切丸「あぁ、もちろん」
『はぁ…良かった…。また怒りに来たのかと思ったよ』
石切丸「まさか。そろそろ夕餉だから呼びに来たんだ」
夕餉……私この状態で夕餉に行けるのか?
腰が痛いんだけど、立てないんだけど?
ヤリすぎて腰が痛いですとか言えないからね?
って、ここの刀剣男子激しすぎだから……もっとソフトに出来ないのかね?
ガツガツしてるってゆうか、なんてゆうか…←