第23章 愛情不足な彼ら達
『んんっ……!』
三日月の口付けはどんどん深くなり、息苦しさに押し返そうと胸板を押すが手首を掴まれその場に押し倒されてしまった。
三日月「ん…主、それで抵抗しているつもりか?」
『っ…三日月離してっ…誰か来たらどうすんの…!』
身を捩って逃げようとするも、手首を掴まれ押し倒されて足の間に三日月の足が入り込んでいるためビクともしなかった。
三日月「その誰かが来るかもしれないと言う状況でヤるのも、何だか楽しいとは思わないか?主よ」
『た、楽しくないよ…!良いから退いてってば…!小狐丸助けてよ〜……』
私はこのままではヤバイと危機感を覚え、小狐丸を見れば助けを求めた。
すると小狐丸はこちらへと寄ってきた
小狐丸「ぬしさま…すみません。主の姿を見ていたら我慢出来なくなってしまいました…」
そう言って、なまえの手を自分の股間へと運ぶ小狐丸。
触れたソコは既に熱を帯びて硬くなっていた。
『こ、小狐丸……』
三日月「はっはっは、小狐丸もヤる気だったとは」
小狐丸「前任に触られた時は嫌でした…同様、触るのも嫌でした。けど、何故かぬしさまには触りたいと思ってしまう…いけない事でしょうか?」
三日月「ほう。それなら俺も同じだな…人間は好きではないが、主には触れたくなる」
『…2人とも………』
2人の切なげ表情に私は釘付けになった。
三日月「主、よいか?触れても……」
小狐丸「三日月殿と2人なのは納得いきませんが…ぬしさまに触れられるのなら我慢します…」
『…いいよ……、触れても…優しくしてね…?』
2人の寂しそうな顔に断りきれずについ、いいよと言ってしまったなまえ
その答えに2人は嬉しそうに微笑んだ。
三日月「主、声だけは耐えてもらうぞ?」
小狐丸「可愛らしいぬしさまの姿は見せたくありませんからね…」
この時、いいよと言ってしまった事を後悔するなんて思いもしなかった。